コスモスポーツ(マツダ)とは・・・その1
ロータリーエンジン搭載の市販量産第1号車であるコスモスポーツが誕生した背景には、当時の自動車業界の動きが大きく関係しています。
当時の自動車業界は、国際競争力を強めるために業界再編を推し進めようとしていました。
通産省の案では、トヨタ、日産自動車、いすづの3メーカーに統合しました。
現在のマツダにあたる東洋工業も、どこかに吸収合併されることが危惧されていました。
そこで東洋工業が打ち出したのが、独特の技術、独特な製品の確保です。
つまり、ドイツのNSU社が開発したヴァンケル型ロータリーエンジンの実用化でした。
おにぎり型のローターが回転して、吸気、圧縮、燃焼・膨張、排気をエンジン内部で行うロータリーエンジンは、ピストン、吸排気バルブ、クランクシャフトをもたない特長があります。
使用する部品が少ないのだから、エンジンをコンパクトかつ軽くできるメリットがありました。